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世界は考え方でどうにでもなる

アウトプットの練習場所です。大目に見てください

ACミランに移籍が決まったことを機に、本田圭佑選手の長文インタビュー記事について思うこと。(僕は彼の哲学に影響を受けている)

 本田圭佑選手のACミラン移籍で、彼の哲学についてふと思い返し、これを多くの人に読んでもらいたくて、この記事を書く。

 

「今の日本についてどう思うか?」という問いに対する、本田圭佑選手の答え。
 彼の考えに一番影響されたと言っても過言ではない。

 あなたは、一日本国民として、今の日本をどうしたいか、真剣に考えたことがあるか?

本田圭佑のメッセージ
http://www.nikkansports.com/m/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20120914-1016306_m.html

 今、この状況だからこそ伝えるべきことがある。

 東日本大震災から混迷を極め、閉塞(へいそく)感が漂う日本よ、オレはこう思う─。

 日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が愛する「日本」そのものについて語った。


 ロシア・モスクワに滞在中の9月上旬、所属するCSKAモスクワ練習場の取材エリアで日刊スポーツに激白。移籍や間近に迫ったW杯最終予選についてかたくなに「しゃべりたくない」と言っていたが「今の日本をどう思うか?」という質問に反応。車のエンジンを止め、せきを切ったように話し始めた。【取材=八反誠】

 

 海外に出たら、日本は本当にいい国だとあらためて思う。モノのクオリティー、サービス業、すべてにおいてディテールにこだわっている。ここが、何につけてもアバウトな外国とは違う。これはオレの価値観が日本人寄りだから、という理由ではないと思う。外国人だって日本のサービスを受けたら絶対にいい思いをするはず。その点で、日本は世界トップだと認識している。海外に出てから、感じるようになった。

 

 それと同時に思うのは「これを築いたのは誰なんだ?」ということ。オレたちではない。こんな裕福な今日(こんにち)の日本があるのは、先代の人たちの頑張りのおかげだと思っている。オレたちは、彼らが頑張って汗水たらして残していってくれたもののおかげで生活できていると思う。 それが今、いろんな面でまさしく危機を迎えている。オレが言うまでもなく、いろんな人が「日本はそのうち破綻する」と言うのが聞こえてくる。「なんでそうなったのか?」ということを考えないと。今のオレたちは何も築いていない。先人の財産を使ってきただけ。感謝して、今からもう1度、頑張らないといけないんじゃないか。それなのに浪費した揚げ句、責任のなすり合いが、どの場面どの分野でも繰り広げられているように見える。海外から見ると、より一層、強くそう感じる。

 

 なんでここまで言うのか?オレは愛国心というのか、そういう気持ちが強い。例えば、いい悪いは別にして、この間のオリンピックの竹島の問題がある。韓国の選手が試合後にボードを持った。いい悪いは別として客観的に見たら、彼は韓国を愛しているんだな、と思った。オレは日本を愛している。もしかしたら同じような状況になれば、同じように行動したかもしれない。それはその場になってみないと分からないことだけど。

 勝ち負けという観点からすると、韓国人が韓国を愛する気持ちに、日本人は負けているんじゃないか。これは政治的な問題ではない。単に自分の国を愛しているか?という気持ちをくらべると、日本は韓国よりも劣ってるんじゃないか、という気持ちにさせられた。

 

 政治といえば、日本に帰った時、国会中継をよく見る。見ていると、話がまったく進まない。「まぁ~、進まない」という感じで「一体誰が進めるの?」そう思って見ていた。リーダーがいない。そろそろオレたちの世代が、本物が評価される時代をちゃんと作り出すべきだと思う。本物の定義・哲学を若い人たちがそれぞれ持っていないといけないと思う。本物を選ぶその物差しを、ちゃんと形成していかなければいけないんじゃないか。

 オレがいう本物とは政治家のことであったりする。彼らは税金から給料を得ているわけだし、本物であるべきだと思う。日本でのヒーローはアイドルやバラエティー番組のタレントという形になっているけど、そういうアイドル文化は日本、厳密にいうとアジア圏くらい。オレが言いたいのは、日本では、日本の政治家こそがスターであるべきだってこと。別にアイドルやタレントを悪くいうつもりはない。彼、彼女たちは、それぞれの立場で一生懸命頑張っている。最大の問題は支持する側にあると思う。イベントなどでワイワイ、キャーキャーと楽しむのは構わないけど、そうやって楽しい空気を享受できる平和というものをはき違えてはいけない。今のこの状態は「平和」というより「平和ぼけ」なんじゃないか、と思う。オレの価値観では、平和というものは自分たちの手でつかみ取るもの。本物とは何かということに対してもっと真剣に考え、議論する必要があるんじゃないか。

 

 本物について、海外でこんな経験をした。海外では1度応援し始めた人を、最後までしっかり応援する文化がある。サッカーでも同じ。いい時はまつりあげて、少しでもだめになったら捨てるように扱うのは日本だけ。オランダで、あるチームに実績十分のベテラン選手がいた。ただ、その選手は開幕からしばらくパフォーマンスが物足りなかった。日本だったら「もうあの選手は終わった」と言われたりする。でも、オランダの監督やコーチたちの声は違った。その時、聞こえてきたのは「いい選手であることに疑いはない」という言葉。すごく冷静な分析だったと思う。マスコミも「技術のある選手が明日(技術が)なくなることはない」と伝えていた。サッカーの本質を突いていると思った。マスコミも、監督や選手も「君たちはあの選手がどれだけ貢献してきたか忘れたのか?」という論調。これこそ、本物だと思った。

 

 日本は芸能人であったり影響力のある人でも、政治家でなければ、政治のことをしゃべるとたたかれる。「なんで?」と思う。オレが政治についてしゃべったら「本田、スポーツ選手のくせに政治を語るな」と、たたかれるはず。多分、世の中の大多数がそう思うはず。でも、そうではないんじゃないか。オレも日本国民。政治のことを語る資格があるはず。日本をこうしたい、と思うことをしゃべる。それが真剣な発言だったら、足を引っ張るんじゃなく、議論する環境をみんなで前を向いて作っていくべきなんじゃないか。今は、何でもネガティブにとらえ、悪いところをクローズアップしてしまう。これは日本の悪いところだと思う。もっと素直にならないといけないし、もっと謙虚にならないといけないと思う。

 

 もちろんオレはサッカー選手。サッカー選手としてピッチの上で結果を出す、それが今の自分に一番求められていること。そこはもう最低条件だと感じている。結果を出さないと意味がない世界で生きている。何を言おうと、オレが試合に勝たないと、オレが点を取らないと、オレがゴールに絡まないと、はっきり言って説得力はなくなる。ただ、オレはまったく結果が出ていない時から、まわりにこう思う、と言い続けてきた。中学の時から「W杯で優勝する」と言っていた。その姿勢を変えたことは1度もない。今後もし結果が出なくても、W杯にケガをして出られなくなっても、オレは言い続ける。これがオレだから。「何を本田、エラそうに」と批判されても、構わない。そうやって生きてきた。それが本質だと思っている。誰にでも意見を言う権利があるということを、伝えておきたい。

「サッカー選手で、日本代表の本田だから言える」のではない。オレたちの世代も、みんなどんどん意見を言ってほしい。そして、みんなが聞く耳を持ってほしい。オレは今、そう言いたい。

 

 本田圭佑選手が言ったことを無駄にしないためにも、これを若い世代中心に読んでほしいと思った。そして、真剣に日本について考え、議論してみたい。ただ、世間では、真剣に政治についてココがおかしいんじゃないかと語ると、笑われる環境にあると思う。そんなこと言ってどうした?と心配される。

 今だ何も成し遂げておらず、なんの力のない自分が言ってもまったく説得力がないのは分かっている。けど、今日本が危機を迎えているのは感じる。なのに、周囲には危機感がない。その雰囲気をどうにかしたい気持ちはある。日本国民全体が、もっと危機感をもって、それぞれの立場、目的で日本を変えたいと思う必要があるんじゃないかと思う。 

  自分なりに「本物」とは何か考え、哲学を形成しなければならないと思う。

可愛らしい動物の画像は本物ではない。お菓子は本物ではない。TVは本物ではない。ファッションは本物ではない。営業は本物ではない。今の日本は、本物ではない。他から得た情報はバイアスがあり、本物ではない。
 世界遺産は、本物である。技術は本物である。自分で直接触れたものは本物である。
 僕にとって、加工されたもの・作られたもの・編集されたものは本物とは言えない。

 

 本物は、他に媚びないで独自の軸(信念)を持って長い時間を経ても価値が残り続けるもの(普遍的なもの?)生のもの、唯一無二なものと言えるかもしれない。 それはそのものしかあり得ないが、全世界で通用する、確立したもの? 自分でもよく分からないから、これからも考えなければならない。