世界は考え方でどうにでもなる

社内SEからジョブチェンジし、コンサルタント見習いです。「人間を科学する」ことに興味があります。

結婚式してきました。良かった点、注意すべき点など。

こんにちは。

タイトル通り、このコロナ禍に結婚式を挙げてきました。

その時の流れや対応したこと、こうしとけば良かったことなど振り返りたいと思います。今後結婚式をすることもないので自分としては別にどこにも活かされないのですが、他の人の参考になればいいかなと。

最初に言っておきますが、決して結婚式をしなくてよかったということではありません。妻も一生の思い出になると思いますしやってよかったです。ただ、一生に一度で自分には今後ないからもういいやではなく、今後の人達への注意と業界の改善してほしい思いで書いています。

 

 

昨年夏に延期を決断(良かった点)

昨年の新型コロナウィルスが流行する前に式場や日時を決めていましたが、その後緊急事態宣言がなされ、不要不急の外出は避けるようにということで一気に状況が激変しました。

昨年は、感染者数が日に日に増していく中、ワクチン摂取時期の目処も立たない、感染者を減らす対策も要請ばかりでリーダーシップを発揮することなく国民任せで今後の見通しが立たなかったので、妻とは相談し延期することを昨年の夏に決断しました。

妻は縁起を気にする方なので、縁起の良い日時を決めるのは少し苦労しました。みんな延期してあまり日が空いていなかったためです。また、延期する前の予定していた日はちょうどクリスマスシーズンでそういう雰囲気も妻は楽しみにしていたため、延期に向けてなかなか気持ちを切り替えられなかったようです。

しかし、結果的には延期した当日は、晴天で過ごしやすい気候で季節の花も咲いており楽しく過ごすことができました。

感染対策オペレーションもある程度習熟してきており、スタッフの対応もスムーズでした。

緊急事態宣言下のため、アルコール類の提供はなかったのですが、まあそこは料理の方をグレードアップしていたのでドリンクは特に良いプランで提供する予定ではなかったので、許容範囲でした。また、ノンアルコールということでドリンクプランの金額も下がって良かったと思っています。

 

準備していくにつれ上がる見積もり金額(注意すべき点)

ウェディング業界の良くない風習だと思いますが、日取りを予約する際の概算見積金額から最終見積金額が大幅に超過しました。今でも納得がいっていない点ですが、プランナーは上振れする項目はどれで、どれくらい上振れするか伝え、見積もりには想定される全ての項目を乗せて説明する必要があると思います。

最低限の項目だけで安めに見積もりを提示し契約を取るやり方はとても不愉快ですね。

実際は事前のクチコミでは100万円くらい上がるとありましたが、その通り120万円ほど上がりました。

下記の表に項目別の金額をまとめてみました。赤字のところが要注意事項です。

■差額(赤項目が大幅な増額、青項目が大幅な減額、増減大体10万円以上を大幅と考えました)

項目 成約時金額 最終金額 差額
料理 ¥1,137,500 ¥1,102,000 -¥35,500
ケーキ ¥98,000 ¥78,400 -¥19,600
ドリンク ¥350,000 ¥169,000 -¥181,000
挙式代 ¥250,000 ¥250,000 ¥0
披露宴代 ¥572,000 ¥572,000 ¥0
衣装 ¥380,000 ¥1,042,500 ¥662,500
美容 ¥175,000 ¥284,000 ¥109,000
フラワー ¥200,000 ¥287,000 ¥87,000
フォト ¥230,000 ¥366,000 ¥136,000
ビデオ ¥ - ¥400,000 ¥400,000
ペーパーアイテム ¥137,550 ¥40,950 -¥96,600
司会 ¥80,000 ¥80,000 ¥0
引出物 ¥147,000 ¥148,900 ¥1,900
引菓子 ¥49,000 ¥61,500 ¥12,500
特典 -¥247,500 -¥217,500 ¥30,000
サービス料(13%) ¥295,100 ¥287,092 -¥8,008
消費税 ¥375,635 ¥493,954 ¥118,319
合計 ¥4,229,285 ¥5,445,796 ¥1,216,511

■項目ごとの備考

項目 備考
料理 コロナ禍で欠席者が多かったため料理のグレードアップはしたが金額は成約時見積より少々下回った。
ケーキ コロナ禍で欠席者が多かったため金額は成約時見積より少々下回った。
ドリンク 緊急事態宣言下でノンアルのみプランに変更となったため金額は成約時見積より下回った。
挙式代 キリスト教
披露宴代 会場使用料(テーブルナフキン含む)、親族控室料、音響照明代(著作権対応費含む)
衣装 ドレスは妻の要望により大幅上振れなのである程度はしょうがないが、当初の見積金額が低すぎるのでは?と感じました。中央値を教えてもらえればよかったです。当時のプランナーからは業者の領域なので分からないという回答でしたが、それは少々不親切かなと思いました。業者に確認するなどできたはずなので、もう少し調査を依頼してよかったと思います。
また、
両親の衣装代20万ほど追加になりそれは成約時に説明なかっため要確認すべしです。
美容 当初は新婦のウェディングドレス用のメイクと介添料のみの見積でした。
しかし、最終的にはカラードレス用メイク、ボディメイク、ヘアメイク、エステ、両親の衣装とヘアセット、メイクが追加となりました。
成約時に説明なかったため、要確認すべしです。(新婦なら全部つけたいと思いますので、両親のも含めフルセットの場合で見積を出してもらいましょう)
フラワー 当初は高砂席、ゲストテーブル、ケーキテーブル、ブーケ、ブートニア代の最低限の見積金額でした。
最終的には、ブーケ、ブートニアは持参とし、高砂席は10万追加、ゲストテーブルは2万追加となりました。
成約時に(写真などで)フラワー装飾の規模と金額について要確認すべしです。できれば多めに見積もってもらいましょう。
フォト 当初は最低限のプラン。最終的にはウェディングドレスとカラードレスと親族集合写真と、アルバム3セット(両家と自分達用)になりました。
ムービー 成約時にフォトとムービーのプランと金額は明確に確認すべしです。ムービーは当初は項目すらなかったのに40万円追加され、それが一番問題でした。ムービーは、後の打ち合わせにてプランを説明され、エンドロールムービーと全体のダイジェストムービーのセットでした。提携業者はいくつかあると思いますが、それぞれの料金プランは決まっているはずなので、成約時にはプランナーは調べて説明できるはずです。説明できない、または有耶無耶にするようであれば、上司を呼んででも金額を教えてもらった方が結果的に上振れリスクがなくなり安心できると思います。
ペーパーアイテム 準備の中で他の見積もりが高額になってきたので自前で用意することにしたため、成約時見積もり金額より下回った。(そのため、この見積もりと別途費用は発生しています)
司会 司会者代
引出物 想定内
引菓子 想定内
特典 最終見積では、支払いが口座振込の場合の3万割引プランが適用外となりましたが、成約時からクレジットカード払いと伝えていたはずなのに成約時にこの割引プラン含まれていました。これはお互いの確認漏れとも言えるのでしょうがないですね。
サービス料(13%) サービス料13%は多いと感じますが、こんなものなのでしょうか。

 

 自作ムービーの設計、素材集めが大変(注意すべき点)

外注する場合お金結構かかるし色々聞かれたり写真を提供するのは面倒かなと思ったり、動画編集というのをやってみたくもあり、オープニングムービーとプロフィールムービーを自分で作成することにしました。 

調べたところFilmora Xという動画編集ソフトが、初心者向けで結婚式用のムービーを作るのにいいエフェクトなどがあるということで、そのライセンスを購入しました。

また、Filmstockという素材をサブスクでダウンロードできるので、それはスタンダードプランで契約していたんですが、プレミアムプランに好きなテンプレートがあったのでプレミアムプランは1ヶ月だけサブスクして編集しました。

最初はとりあえず写真を載せて音楽に合わせて写真を切り替えるように編集していたんですが、ちまちまと細かい修正が多くなって全然進まなくなってしまいました。

なので、一旦スプレッドシートで設計書を書き起こして全体の構成を描き切ってから編集に着手するようにするとうまくいきました。

ここら辺は前職のSEの仕事が活きましたね。コーディングと違ってミスっても動かなくなることはないので色々試しやすいですが、そうすると時間がすぐなくなってしまいます。どんなBGMを入れるか、BGMに合う写真の取捨選択、エフェクトの追加や切り替えタイミングなどセンスが問われるなと感じました。ある程度は経験で補えるかもしれませんが、なにぶん未経験なもので何回か徹夜してやっと完成に漕ぎ着けました。

 

あとは、素材ですが、子供の頃の写真などデジタルで残っていない可能性もあるので早めに親に確認してデータ化したほうがいいですね。あと、Googleドライブに保存すると圧縮されて少しですが解像度が荒くなってしまうみたいなので、できれば写真の管理はローカルディスクに保存しておいたほうが良いです。自分の場合はNASを構築していたのでそこに前撮りの写真や子供の頃の写真を管理していました。

最後にDVDに焼き付ける作業もあるので、DVD-Rを失敗に備えて5枚セットとかで早めに購入しておくのと、焼き付けるDVDドライブもあるか確認しておいたほうが良いですね。MacでもWindowsでも使える外付けDVDドライバーが便利でした。

ちなみに、PCはMacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)を使用しました。

スペックは、メモリ:8GB, プロセッサ:2.4GHzデュアルコアIntel Core i5, ストレージ:256GBですかね。
以前購入記事を書いてました。今でもメインとして重宝しているので当時proを買って正解でしたね。
 
このPCだと作業はできましたが、動作が全体的にもたつくのと高温になるのと編集しすぎたりするとたまにソフトが落ちることがありました。このPCは2013年のものでだいぶ古いので、今はもっと高性能でそんなに高くないものも売っているかと思います。
これから動画編集する人はより高スペックのPCを使用することをお勧めします。
 

準備不足で前日の深夜3時まで作業、、、(注意すべき点)

前々日くらいまでには持参する衣装や小物、ウェルカムスペースなどの荷物は会場に持っていかなければならないのですが、妻のこだわりの結婚証明書が作成依頼した個人業者とコミュニケーションがうまくいかず一度納品されたものがイメージと違ったため、作成し直して前日に納品されることになってそれの準備でバタバタとなってしまいました。

まずは、一度目の納品が挙式の直前過ぎた点と、イメージと実物の確認不足が挙げられますが、まあ妻が自分で好きにやっていたものであり僕がここでいうことでもないので割愛します。

ただ、今後は重要な物事を進めるときは関係する人にはリアルタイムで情報連携し、相談はしたほうがいいですね。

あとは、ムービーの作成にも当てはまりますが、準備は基本的には1ヶ月前にはほぼ終わらせて、ゲストの出欠による調整のみにできるよう逆算して進められるといいなと思いました。

 

当日はあっという間 

当日はスピーチの内容を復習したり、挙式のリハーサルで覚えておかないといけないことがあったりであまり周りを見る余裕がなかったですね。。あと慣れていない笑顔のキープが地味に辛い。笑

 衣装に着替え

 挙式前に前撮りで撮り損ねた場所での写真撮影

 挙式のリハーサル

 挙式

 フラワーシャワー、親族で記念撮影

 披露宴

 お見送り

 着替え、荷物回収

という流れであっという間に夜になっていました。

そのあと近くのホテルを予約していたのでそこでルームサービスで軽食をとり、僕は高校同期と合流し韓国料理屋でプチ2次会してホテルに戻りました。

終始、スタッフにサポートいただき友人から祝福され、ひたすら感謝の言葉を述べていた1日だったように感じます。 

 

まとめ

僕は別に結婚式はやらなくて良い派ですが、妻の希望で開催することにしました。そのため、基本的には妻主体で僕はサポートするという形で進めました。

僕は、結婚式の準備だけでなく、式場選びや同居に向けた引っ越し、両家顔合わせなど新しい門出に向けた全体の概要スケジュールやWBSの作成(タスクの洗い出し)、式場の比較検討表やゲスト一覧表の作成など準備を進めるにあたって、妻が管理しやすい環境づくりをしてきました。期間が空いたり延期することになった時にどこまで何をやったか忘れてしまうので、作っておいてよかったと思っています。

妻は判断を他人に委ねる癖があるのですが、相談されたら僕は意見はするけど判断は妻にしてもらうように気をつけていました。男女や夫妻ということは関係なくやりたい人が自分で決めるのが適切なあり方だと思うからです。

コロナ禍で先行き不透明で不安もあり、ゲストへの配慮などもしなければならない中、ちょっとバタバタしましたけど、事後のクラスター発生報告もなく無事に開催できたので大成功じゃないでしょうか。

業界の悪しき風習さえなければなーというところです。

結果的には、御祝儀をいただいて金額としては大した負担にならなかったから最終的な見積金額は全然問題なかったのですが、成約後に想定外の大幅な上乗せされるのだけは、どうしても少しもやもやしたものが心に残りました。

おそらく、こういうのは人生に一度きりのイベントに起こりそうで、家を建てる時リフォームする時なども発生しそうなので事前によく調べて経験者に聞くようにしたいと思います。

 

以上が結婚式の振り返りでした。

僕たちの経験談が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

それでは。